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畳をもっと身近に

2014年06月19日

6月19日(木)から6月24日(火)まで、山下畳店さんがイベントコーナーに出展されています。

http://www.love-tatamilife.com

私たちの生活には馴染み深い畳ですが、最近は、畳の部屋がないお家もありますね。

でも、「やっぱり畳はいい!」と思えるような、畳の魅力が伝わってくる展示となっています。

 

香川県の伝統工芸士(古式畳)であり、「現代の名工」(H24年度受賞)である山下光一さんの古式畳や、

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ちょっとした置物を置くのに気軽に使えそうな「まめ畳」、

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畳の縁を使ったユニークな「畳縁バッグ」といった小物類から、

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本物の畳まで!(実演の日は限られますので、ご興味のある方は事前に栗林庵までお問い合わせ下さい。)

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ちなみに、三代目の明宏さんは畳一級技能士だそうです。

畳は基本的にオーダーメイドのため、大きさ、厚さ、いぐさの種類など、なんでも相談に

乗ってもらえます。

 

大分で数件の農家しか栽培していない、大変珍しい畳表の「琉球畳表(青表)」も

見せていただきました。

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織目が美しいだけでなく、とても丈夫で、数十年間は持つとか(フローリングより強い!)。

琉球畳表は普通のい草(いぐさ)とは違う「三角い草」というい草を、

三つに裂き、干し、織る、という大変手間のかかった畳表です。

顔を近づけると、爽やかな草の薫りに驚かされます。

(元々琉球で栽培されていた三角い草が、江戸時代に薩摩から大分に入って来たため、

そう呼ぶそうです。最近よく見る、縁なしの琉球畳とは名前の由来が異なりますね)

 

近年、中国産のい草に押され、国内のい草の農家の数は減少しています。

国産の無着色の畳表にこだわられる山下さんは、熊本まで畳表を仕入れに行かれているそうですが、

160cm位にまで成長するい草が折れないよう、網を張り、成長と共に高さを上げていく等、

栽培に大変手間のかかることも減少の一因だそうです。

農家さん曰く、「(国産のい草の)畳をもっと使ってもらえれば、農家もやっていける」そうです。

 

畳を替える機会は頻繁にあるものではありませんが、

まずは、暑い夏に向けて、国産のい草の寝ござをオーダーされるのはいかがでしょう?

身近に畳屋さんがいれば、いろいろな形で畳を生活に取り入れていけそうですね。